この記事のポイント
個人発明家が特許出願する際の費用削減方法と注意点をPatentMatch.jpがお届けします。
個人発明家が特許を取るために
個人で特許を取得することは十分に可能です。しかし、費用や手続きの複雑さがハードルになることがあります。本記事では、費用を抑えながら適切に特許を取得する方法を解説します。
特許取得にかかる費用の全体像
| 費用項目 | 自分で出願 | 弁理士に依頼 |
|---|---|---|
| 出願料 | 14,000円 | 14,000円 |
| 審査請求料 | 約14万円(減免後) | 約14万円(減免後) |
| 弁理士費用(明細書作成) | 0円 | 30〜50万円 |
| 登録料(1〜3年分) | 約2万円 | 約2万円 |
| 合計 | 約17万円 | 約50〜70万円 |
費用を抑える5つの方法
1. 個人出願の減免制度
個人の出願人は審査請求料と年金の減免を受けられます。
| 対象者 | 減免率 |
|---|---|
| 市町村民税非課税者 | 免除(100%) |
| 所得税非課税者 | 免除(100%) |
| 上記以外の個人 | 1/2に軽減 |
2. 自分で明細書を書く
弁理士費用を節約する最大の方法です。ただし、クレームの質が権利範囲に直結するため、慎重な学習が必要です。
3. 電子出願の活用
インターネット出願ソフトを使えば、出願が容易になります。特許庁のホームページでダウンロード可能です。
4. 知財総合支援窓口の活用
INPITが運営する無料相談窓口で、弁理士に出願の相談ができます。全国47都道府県に設置されています。
5. 実用新案の検討
特許に比べて費用が安く(出願料14,000円+登録料なし)、無審査で登録されます。ただし、権利行使時に技術評価書が必要です。
個人出願の注意点
- 先行技術調査を必ず行う: J-PlatPatで類似特許を検索
- クレームの重要性: 権利範囲を決める最重要部分
- 図面の作成: 図面は発明の理解に不可欠
- 期限管理: 審査請求(3年以内)、年金納付の期限
- 秘密保持: 出願前に発明を公開しない
出願後の選択肢
| 特許取得後 | 具体的な活用方法 |
|---|---|
| 自社実施 | 自ら製品化・販売 |
| ライセンス | 企業に実施許諾して収入を得る |
| 売却 | 特許権を他者に譲渡 |
| クラウドファンディング | 発明品の製品化資金を調達 |
個人でも適切な準備と手順を踏めば、特許取得は十分に実現可能です。