この記事のポイント
世界主要国の特許審査にかかる期間を比較。First Action(FA)までの期間、登録までの期間、早期審査制度の活用方法を紹介します。
特許の審査期間は国によって大きく異なる。事業戦略に合わせて最適な出願ルートを選択するために、各国の審査スピードを把握しておくことが重要だ。
主要国の審査期間比較
| 国 | FA期間(月) | 登録まで(月) | 早期審査 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 10-12 | 14-18 | スーパー早期審査(2-3ヶ月) |
| 米国 | 14-18 | 22-28 | Track One(6-12ヶ月) |
| 欧州(EPO) | 6-12 | 36-48 | PACE(加速審査) |
| 中国 | 12-18 | 18-24 | 優先審査(6-12ヶ月) |
| 韓国 | 10-14 | 16-20 | 超高速審査(2ヶ月) |
| インド | 36-48 | 48-60 | 迅速審査(12-18ヶ月) |
早期審査制度の比較
| 制度 | 国 | 期間短縮 | 追加費用 |
|---|---|---|---|
| スーパー早期審査 | 日本 | FA 1ヶ月以内 | 無料 |
| Track One | 米国 | 12ヶ月以内に最終処分 | USD 2,000-4,000 |
| PPH(特許審査ハイウェイ) | 多国間 | 各国で異なる | 無料〜低額 |
| 韓国超高速審査 | 韓国 | 2ヶ月以内 | KRW 200,000 |
PPH(特許審査ハイウェイ)
日本で登録された特許を基に、他国での審査を加速する制度。追加費用が無料または低額のため、最もコスト効率の高い早期審査手段だ。
審査期間短縮のテクニック
| テクニック | 効果 |
|---|---|
| 明確なクレーム記載 | 拒絶理由通知を減らし応答回数を削減 |
| 先行技術の事前調査 | 審査官の調査負担を軽減 |
| PPHの活用 | 他国の審査結果を活用して加速 |
| 面接審査の活用 | 書面のやり取りより迅速に論点を解消 |
まとめ
事業化のタイムラインに合わせて早期審査制度を活用し、必要な国で必要な時期に権利化を完了させることが知財戦略の要だ。