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商標登録FAQ完全版2026|費用・期間・区分の疑問10選にプロが回答

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この記事のポイント

商標登録のよくある質問10選をプロが解説。①費用の相場(1区分12〜25万円)②審査期間(6〜10ヶ月)③区分の選び方を、特許庁公式情報ベースで紹介。文字商標とロゴの使い分け、海外マドプロ出願、不使用取消まで実務的な疑問を一気に解消できる2026年版です。

商標登録に関するよくある質問

商標登録は企業のブランドを保護するための重要な制度です。ここでは商標登録に関する代表的な疑問に回答します。

Q1: 商標登録はなぜ必要ですか?

A: 商標権なしでは、他社に同じブランド名を使われても法的に対抗できません。

商標登録のメリット内容
独占的使用権指定商品・役務での独占的なブランド使用
差止請求権類似商標の使用を差し止める権利
損害賠償請求侵害者に対する損害賠償の請求
資産価値ブランドの資産としての評価
ライセンス使用権の許諾による収益化

Q2: 商標登録の費用はいくらですか?

A: 1区分あたり約12〜25万円が目安です。

費用項目特許庁手数料弁理士費用(目安)
出願料(1区分)12,000円5〜10万円
登録料(10年分/1区分)32,900円2〜5万円
合計(1区分)44,900円7〜15万円

Q3: 「区分」とは何ですか?

A: 商標を使用する商品・サービスのカテゴリのことです。全45区分あります。

区分範囲内容具体例
第1〜34類商品化学品、衣類、食品、機械等
第35〜45類役務(サービス)広告、通信、飲食、法律等

よく使われる区分

区分内容該当する事業例
第9類電子機器・ソフトウェアIT企業
第35類広告・小売EC・小売業
第42類IT関連サービスSaaS企業
第43類飲食サービス飲食店
第25類衣類アパレル

Q4: 商標登録の審査期間はどのくらいですか?

A: 通常約6〜10ヶ月です。早期審査を利用すると約2ヶ月に短縮できます。

早期審査の要件は以下のいずれかです。

  • 出願商標を既に使用している
  • 外国出願済み
  • マドリッド協定議定書による国際出願

Q5: ロゴと文字の両方を登録すべきですか?

A: はい。文字商標とロゴ商標を別々に出願することを推奨します。

登録タイプメリットデメリット
文字のみ使用態様を問わず広く保護ロゴ固有のデザインは保護されない
ロゴのみ視覚的な類似に対応文字の変更に弱い
両方登録最も広い保護費用が2倍

Q6: 商標権の存続期間は何年ですか?

A: 登録日から10年間ですが、何度でも更新可能です。

  • 更新手続き: 存続期間満了前6ヶ月から満了日まで
  • 更新費用: 1区分あたり43,600円(10年分)
  • 分納制度: 5年ごとの分割納付も可能

Q7: 他社の商標を侵害しているか確認する方法は?

A: J-PlatPatの商標検索で事前調査を行います。

  1. 称呼検索: 読み方(発音)が類似する商標を検索
  2. 外観検索: 見た目が類似する商標を検索
  3. 概念検索: 意味が類似する商標を検索
  4. 図形検索: ロゴの図形要素で検索

Q8: 海外での商標登録はどうすればよいですか?

A: マドリッド協定議定書(マドプロ)を利用した国際登録が便利です。

方式内容メリット
マドプロWIPOに一括出願複数国を一度に指定、費用効率が良い
各国直接出願各国に個別出願現地の要件に柔軟対応

Q9: 使用していない商標はどうなりますか?

A: 3年以上使用していない商標は、不使用取消審判で取り消される可能性があります。

要件内容
不使用期間継続して3年以上
立証責任商標権者が使用を証明する必要あり
取消の効果審判確定後に権利消滅

Q10: 商標と特許の両方で保護できますか?

A: はい。技術的な側面は特許で、ブランド名やロゴは商標で保護する「知財ミックス戦略」が有効です。

知財の種類保護対象併用例
特許技術・機能製品の機能
意匠デザイン製品の外観
商標ブランド名・ロゴ製品名・ロゴ
著作権創作物マニュアル・画像

ブランドの保護は事業の根幹です。商標登録を早期に行い、安心して事業を展開しましょう。

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