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特許庁の最新料金表に基づく特許・実用新案・意匠・商標の出願料、審査請求料、維持年金を一覧で解説。軽減・免除制度の活用方法も紹介。2025年7月4日更新の公式データ準拠。
特許出願を検討する際、最初に確認すべきが「いくらかかるのか」です。本記事では、特許庁の公式料金表(2025年7月4日最終更新) に基づき、特許・実用新案・意匠・商標のすべての費用を一覧で解説します。
特許にかかる費用一覧
出願料
| 種類 | 金額 |
|---|---|
| 特許出願 | 14,000円 |
| 外国語書面出願 | 22,000円 |
| 特許権存続期間延長登録出願(医薬品等) | 74,000円 |
審査請求料
| 種類 | 金額 |
|---|---|
| 基本料 | 138,000円+請求項数×4,000円 |
| 国際特許出願(特許庁が国際調査) | 83,000円+請求項数×2,400円 |
| 国際特許出願(他機関が国際調査) | 124,000円+請求項数×3,600円 |
※2019年4月1日以降の出願に適用
審査請求料の具体例
| 請求項数 | 審査請求料 |
|---|---|
| 1件 | 142,000円 |
| 3件 | 150,000円 |
| 5件 | 158,000円 |
| 10件 | 178,000円 |
| 20件 | 218,000円 |
特許維持年金
| 年次 | 金額(基本料+請求項数×単価) |
|---|---|
| 第1〜3年 | 4,300円+請求項数×300円 |
| 第4〜6年 | 10,300円+請求項数×800円 |
| 第7〜9年 | 24,800円+請求項数×1,900円 |
| 第10〜25年 | 59,400円+請求項数×4,600円 |
※2004年4月1日以降に審査請求した出願に適用
実用新案にかかる費用
| 種類 | 金額 |
|---|---|
| 実用新案登録出願 | 14,000円 |
| 登録料(第1〜3年) | 2,100円+請求項数×100円 |
| 登録料(第4〜6年) | 6,100円+請求項数×300円 |
| 登録料(第7〜10年) | 18,100円+請求項数×900円 |
実用新案は特許と異なり無審査で登録されるため、審査請求料はかかりません。ただし権利の安定性は特許に劣ります。
意匠にかかる費用
| 種類 | 金額 |
|---|---|
| 意匠登録出願 | 16,000円 |
| 秘密意匠の請求 | 5,100円 |
| 登録料(第1〜3年) | 8,500円/年 |
| 登録料(第4〜25年) | 16,900円/年 |
商標にかかる費用
| 種類 | 金額 |
|---|---|
| 商標登録出願 | 3,400円+区分数×8,600円 |
| 登録料 | 区分数×32,900円 |
| 更新登録申請 | 区分数×43,600円 |
商標費用の具体例
| 区分数 | 出願料 | 登録料 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 1区分 | 12,000円 | 32,900円 | 44,900円 |
| 2区分 | 20,600円 | 65,800円 | 86,400円 |
| 3区分 | 29,200円 | 98,700円 | 127,900円 |
費用軽減・免除制度
特許庁は、中小企業やスタートアップを対象とした料金軽減制度を設けています。
軽減対象
- 中小スタートアップ企業: 設立後10年未満・資本金3億円以下
- 中小企業: 従業員数による基準
- 個人発明家: 一定の所得基準
軽減内容
- 審査請求料: 1/3に軽減
- 特許料(第1〜10年分): 1/3に軽減
軽減後の費用例(請求項5件のスタートアップ)
| 項目 | 通常 | 軽減後 | 節約額 |
|---|---|---|---|
| 出願料 | 14,000円 | 14,000円(対象外) | — |
| 審査請求料 | 158,000円 | 約52,667円 | 約105,333円 |
| 年金(第1〜3年) | 5,800円/年 | 約1,933円/年 | 約3,867円/年 |
詳細はスタートアップの特許費用軽減制度ガイドを参照してください。
注意点
審査請求は出願から3年以内
特許出願後、審査請求をしなければ審査は開始されません。出願日から3年以内に審査請求を行う必要があります。期限を過ぎると出願が取り下げられたものとみなされます。
年金の納付忘れに注意
年金の納付期限を過ぎると権利が消滅します。6ヶ月以内であれば追納可能ですが、追納料が発生します。年金管理ガイドも確認してください。
外国語書面出願は割高
外国語(英語等)で出願する場合は22,000円と通常より8,000円高くなります。PCT国際出願との費用比較も検討すべきです。
費用の比較:特許 vs 実用新案 vs 意匠 vs 商標
| 項目 | 特許 | 実用新案 | 意匠 | 商標(1区分) |
|---|---|---|---|---|
| 出願料 | 14,000円 | 14,000円 | 16,000円 | 12,000円 |
| 審査請求料 | 142,000円〜 | 不要 | 審査あり | 審査あり |
| 初期合計 | 約156,000円〜 | 14,000円 | 16,000円 | 12,000円 |
| 保護期間 | 出願から20年 | 出願から10年 | 登録から25年 | 10年(更新可) |
よくある質問(FAQ)
Q. 特許出願にかかる費用の総額はいくらですか?
最小限の場合(請求項1件)で約16万円です。出願料14,000円+審査請求料142,000円です。
Q. 審査請求料はいくらですか?
基本料138,000円+請求項数×4,000円です。請求項5件の場合は158,000円です。
Q. 特許の維持年金は年間いくらかかりますか?
年次によって異なり、第1〜3年は約5,000円、第10年以降は約80,000円以上になります。
Q. 料金の軽減制度はありますか?
中小企業・スタートアップ向けに審査請求料と年金が最大1/3に軽減される制度があります。
Q. 商標登録にはいくらかかりますか?
出願料3,400円+区分数×8,600円、登録料は区分数×32,900円です。
まとめ
特許関連の費用は、出願料→審査請求料→維持年金と段階的に発生し、維持年数が長くなるほどコストが増加します。
- 出願料: 14,000円(特許)/ 12,000円(商標1区分)
- 審査請求料: 138,000円+請求項数×4,000円
- 年金: 第10年以降は年間数万円〜10万円以上
- 軽減制度: スタートアップは最大1/3に軽減可能
最終確認日: 2026年3月31日(料金表は2025年7月4日時点の特許庁公式データ準拠)
参考データ: 特許庁公式料金一覧(data/crawled/jpo-fees.json)に基づく