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特許ブリッジローン — 技術移転の資金調達を円滑にする手法

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この記事のポイント

特許を担保にした短期融資(ブリッジローン)の仕組みと活用法を解説。技術移転に伴う資金ギャップを埋める方法を紹介します。

技術移転やライセンス交渉には時間がかかりますが、その間にも企業には資金が必要です。特許ブリッジローンは、技術移転の完了を待つ間の資金ギャップを埋める金融手法です。

ブリッジローンとは

ブリッジローンは短期(通常6ヶ月〜2年)の融資で、将来の収入(ライセンス料や売却代金)を見越して実行されます。特許権を担保とすることで、不動産担保がなくても融資を受けられる可能性があります。

想定される活用場面

場面1: ライセンス交渉中の運転資金。交渉成立まで3〜6ヶ月かかる見込みだが、その間の研究開発費や人件費が必要な場合。

場面2: 特許取得後の事業化資金。特許は取得したが、製品化のための設備投資資金が不足している場合。

場面3: 技術移転に伴う準備費用。技術移転先への技術指導、テスト生産、認証取得などの費用をカバーする場合。

日本での利用可能性

日本では知財担保融資に対応する金融機関は限られていますが、以下の機関が対応しています。

  • 日本政策金融公庫: 知的財産を評価した融資制度
  • 一部の地方銀行: 知財ビジネス評価書を活用した融資
  • 知財系ファンド: 特許を担保にした投資・融資

融資条件の目安

融資額は特許の評価額の30〜50%が上限の目安です。金利は通常の融資よりやや高く、2〜5%程度が一般的です。返済原資としてライセンス収入や売却代金が見込まれることが条件となります。

注意点

特許の価値は市場環境や技術動向で変動するため、金融機関も慎重な姿勢を取ります。事業計画の説得力と、返済原資の確実性が融資審査のポイントです。

まとめ

特許ブリッジローンは技術移転を加速する潤滑油です。利用可能な金融機関は限られますが、活用できれば資金面のボトルネックを解消できます。

担保として設定した特許権が実行される可能性があります。つまり、特許の所有権が金融機関に移転します。融資を受ける前に返済計画を慎重に検討しましょう。

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