特許売却・譲渡

ソフトウェア特許ポートフォリオの売却戦略:評価と買い手の見つけ方

約2分で読める

この記事のポイント

ソフトウェア関連の特許ポートフォリオを売却するための実践ガイド。クラウド、AI、SaaS関連特許の市場価値と売却の進め方を解説します。

ソフトウェア特許市場は**Alice判決(2014年)**以降の不透明さを経て、AI・クラウド・SaaS関連特許を中心に再び活発化している。


ソフトウェア特許の市場動向

高値がつく分野

技術分野市場需要価格傾向
AI/ML非常に高い上昇中
クラウドインフラ高い安定
サイバーセキュリティ高い上昇中
SaaS/PaaS中程度安定
Eコマース低下傾向下降中

Alice判決の影響

要素影響
抽象的アイデアの排除純粋なビジネス方法特許は無効リスクが高い
技術的改良の要求コンピュータの機能を改良する発明は特許適格
PTAB(IPR)リスクInter Partes Reviewでの無効化リスクを評価

ポートフォリオ評価の方法

評価方法適用場面
クレームチャート法市場製品との対応を示す(最も重要)
ライセンス収入法過去のライセンス実績から算定
コスト法開発・出願にかかったコストから算定
取引比較法類似特許の売却事例から算定

買い手へのアプローチ

  1. ティーザー作成:NDA不要の概要資料(技術分野、件数、クレームチャートのサマリー)
  2. ターゲットリスト:クレームチャートで特定した実施企業をリストアップ
  3. ブローカーの活用:Envision IP、Richardsonなどの特許ブローカーに委託
  4. オークション参加:ICAP Patent BrokerageやOcean Tomoのオークション

まとめ

ソフトウェア特許の売却は、Alice判決適格性の確認とクレームチャートの品質が成否を分ける。AI・サイバーセキュリティ分野の特許は市場価値が高く、売却の好機にある。

関連記事

特許売却・譲渡

スタートアップ EXIT時の特許売却

スタートアップのEXIT(M&A・事業清算)時の特許売却を解説。特許が買収価格に与える影響、売却のタイミング、残余資産としての特許活用を紹介します。

3分で読める

他の記事も読んでみませんか?

PatentMatch.jpでは、特許活用に関する実践的な情報を多数掲載しています。