この記事のポイント
特許マップの作成方法と活用できるツールを解説。技術動向の可視化で知財戦略を強化。PatentMatch.jpがお届けします。
はじめに
特許マップは、特定の技術分野における特許出願の動向を視覚的に表現したものです。技術のホワイトスペース(未開拓領域)の発見、競合分析、研究開発の方向性決定に活用されます。
特許マップの種類
| 種類 | 表現内容 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 出願動向マップ | 年別の出願件数推移 | 技術の成長段階の把握 |
| 技術分類マップ | IPC/CPCによる技術領域の分布 | ホワイトスペースの発見 |
| 出願人マップ | 出願人別の出願件数・分野 | 競合分析 |
| 引用マップ | 特許間の引用関係 | 技術の発展系譜の理解 |
| クラスターマップ | 技術のクラスタリング結果 | 技術トレンドの把握 |
| ランドスケープマップ | 技術全体の俯瞰図 | 戦略的な意思決定 |
特許マップ作成の手順
ステップ1:目的の明確化
何を分析したいのかを明確にします。技術動向の把握か、競合分析か、ホワイトスペースの発見かによって、適切なマップの種類が異なります。
ステップ2:データ収集
J-PlatPat、Espacenet、Google Patentsなどのデータベースから、対象技術分野の特許データを収集します。
ステップ3:データの整理・分類
収集した特許データを技術分類、出願人、出願日などの軸で整理します。
ステップ4:可視化
ツールを使ってデータを可視化し、特許マップを作成します。
ステップ5:分析・考察
作成したマップから技術トレンドや競合状況を読み取り、知財戦略に反映させます。
活用できるツール
専用ツール
- PatSnap: AI搭載で自動的にランドスケープマップを生成
- Orbit Intelligence: カスタマイズ可能な分析チャートを提供
- Lens: 無料でバブルチャートやヒートマップを作成可能
汎用ツール
- Tableau: 大量データの可視化に強い
- Python (matplotlib, seaborn): プログラミングによるカスタム可視化
- Excel: 基本的なグラフ作成に十分
作成のポイント
適切な分類軸の選択
技術分類コード(IPC/CPC)だけでなく、自社独自の分類軸を設定することで、より有益な分析が可能になります。
時系列の活用
特許マップに時系列の要素を加えることで、技術の発展傾向や将来予測に役立てることができます。
競合比較の視点
自社と競合他社のポジショニングを同一マップ上で比較することで、差別化戦略の検討に役立ちます。
まとめ
特許マップは知財戦略の策定に不可欠な分析ツールです。目的に応じた適切なマップの種類とツールを選択し、データに基づいた意思決定を行いましょう。PatentMatch.jpではAIを活用した特許マップ作成も提供しています。